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スマートフォンにおけるPPCの重要性- PPC徹底攻略ガイド


ファイブフォー株式会社 PPCストラテジストの石橋です。
今回はスマートフォンにおけるPPC広告について、
スマートフォン市場の最新動向を含めてまとめます。

日本のスマートフォン普及率

現在日本において、スマートフォンの普及率はどのくらいなのだろうか。

1.スマートフォン普及率:25%
―「Our Mobile Planet」/2013年7月 (出典:Google)より
2.スマートフォン普及率:28.2%
―「携帯電話・スマートフォン“個人利用”実態調査2013」/2013年7月(出典:日経BPコンサルティング)より
3.スマートフォン保有率:46.1%
―「全国スマートフォンユーザー1000人定期調査」第6回分析結果報告/2013年6月(出典:博報堂DYグループ)より

様々に報じられている最近の調査結果によれば、おおよそ『25%強』。
つまり『4人に1人以上』の普及率ではないかと推測される。

普及率は徐々に増えてはいるものの、
韓国73%・アメリカ56%(※1)などに比べまだ低い水準である。

勿論、世代別人口分布の問題や、
海外の通話だけの携帯電話に比べ、日本は高機能なガラパゴス携帯が主流であったことなど、
単純に各国との比較は難しい。

※1 参照データ:Our Mobile Planet

マルチディバイス化と検索行動

ここでは、スマートフォン単体での利用動向というよりは、
スマートフォンユーザーがどのようにディバイス間を行動しているのかに焦点をあててみたいと思う。

その前に、スマートフォンユーザーは、どのくらい他のディバイスと「同時利用」或いは「引継利用」しているのだろうか。

株式会社D2C/マルチデバイス利用動向調査(2013年5月調査)
出典:株式会社D2C/マルチデバイス利用動向調査(2013年5月調査)

◇ ◇ ◇

性別年代などで若干の違いはあるが、調査結果ではスマートフォンユーザーの7割以上が、
スマートフォンとPCを併用しているという結果になっている。
つまり、多くのユーザーはディバイスを跨いで行動しているということになる。

また、Google/マルチスクリーン ワールドでは複数ディバイスの同時利用傾向や同時利用の組み合わせ、引継利用のデータなど、
各種スクリーンメディアの多くのデータがGoogleらしくまとめられているので、是非参考にして頂きたい。

中でも、先にあげたように今回は、
「ユーザーがどのようにディバイス間を行動しているのか」
という点について、以下のデータに注目してみた。

ユーザーのデバイス間行動
出典:Google/マルチスクリーン ワールド

◇ ◇ ◇

ショッピング、情報検索など目的による若干の違いはあるが、
約7割のユーザーが『検索』によってディバイス間を引継利用しているのである。
やはりスマートフォンでの検索エンジン対策(ここでは、PPC対策の話になるが)は、
データが示す通り、避けては通れないのである。

スマートフォンにおけるPPC広告の重要性

では実際に、スマートフォンにおけるPPC広告は、
どのようなことに注意して運用すればいいのだろうか。

スマートフォンのPPC広告は、
通常の(PCの)PPC広告と異なるものであるということを前提にする必要があると考える。
当たり前のように聞こえるかもしれないが、意外にこの部分がブレてしまうと、
PPC広告全体としての最適化は出来ないのではないかという気がしている。

GoogleAdWordsとYahoo!プロモーション広告が数ヶ月前にアップグレードされて以降、
各ディバイスの広告管理がなかなか上手くいかないという方も多いだろう。
そこで、特に注意しなければならない、3つの観点から見る違いを、
筆者の考えを交えて簡単にまとめてみたい。

 

1)広告レギュレーション

まず、第一にスマートフォン向けの広告はPCのそれと比べ、広告枠数に大きな違いがある。
PCの検索結果に対する、1ページ目の広告枠数は、10枠程で、
プレミアムポジション(※2)に至っては大体3~5枠である。
しかし、スマートフォンの検索結果における広告枠数は、PCの半分位だろう。

もっと言えば、スマートフォンで検索した時、実際に目にする広告は2枠がいいところだろう。
例を挙げると、広告掲載順位の「PCにおける4位」と「スマートフォンにおける4位」では雲泥の差があるということだ。

※2 ファーストビューに表示される背景が色つきの広告枠は、プレミアムポジションと呼ばれる

◇ ◇ ◇

もうひとつは、地域ターゲティングの正確性である。
スマートフォンのPPCにおいても、地域ターゲティングの設定は出来るが、
PCのそれに比べ、正確性がかなり落ちることが予想される。
地域ターゲティングは、スマートフォンの接続先が、3G回線なのかWi-Fiなのかによっても大きな違いがある。

以前の記事 (『地域ターゲティング』の正しい理解) で少し触れたので、詳細は割愛させて頂く。

◇ ◇ ◇

『スマートフォンの接続先が3G回線なのかWi-Fiなのか』については、実は別の問題がある。

前述した通り、数ヶ月前にGoogleAdWordsとYahoo!プロモーション広告がアップグレードされ
スマートフォンとPCを別々に管理する事が出来なくなった。
そして代わりに、広告を入稿する際「スマートフォンへ優先的に配信する」という選択肢が提供された。

話が長くなるので少し雑な説明になるが、結論を言えば、
この「スマートフォンへ優先的に配信する」、接続先によって機能しない場合があるのである。

 

2)LP

次に、LPの問題である。
PCで表示するページとスマートフォンで表示するページを変えることは、
結構当たり前のように行われるようになってきている。
しかし、それが本当の意味での最適化なのかというと、疑問を感じるケースが多々ある。

スマートフォン向けのページを作るという手段だけが独り歩きし、
本来考えられるべきこと(=ユーザビリティや「そのページの意図を伝えること」)があまり考えられていない気がするのである。
この問題に関しては、別のエントリで執筆しようと考えている。

 

3)ユーザーの行動

最後に、ユーザーの検索行動の違いである。
スマートフォンでの検索は、PCで検索する時とどのような違いがあるのか。
検索する曜日(平日、週末)や時間(昼、夜)、
実際に検索に用いるキーワードなど、違いはあるはずである。
扱う商材によって異なると思うが、それらを基に、
通常の(PCの)PPC広告とは違うスマートフォン向け戦略を立てなければならないはずである。

 

この記事のまとめ

  • スマートフォンは日本において『25%強』つまり『4人に1人以上』の普及率
  • 約7割のユーザーが『検索』によってディバイス間を引継利用している
  • スマートフォンのPPC広告はPCの広告と比べ、広告枠数に大きな違いがある
  • スマートフォンのPPC広告は地域ターゲティングの正確性がかなり落ちることが予想される
  • スマートフォンのLPをPCと変えるのは当たり前だが、考えられるべきことが考えられていない気がする
  • スマートフォンでの検索は、曜日や時間、キーワードなどにPCとの違いがあるはずである

スマートフォン向けPPCは避けては通れないものであり、
その際に通常の(PCの)PPC広告と異なるものであるということを認識する必要があると筆者は考える。

ファイブフォー株式会社 PPCストラテジスト
石橋功太

 

 

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